シャネルの「ブティック商品」は株主優待が除外でしたが、シャネルコスメ(化粧品)つきましては株主優待で10%割引対象でした。
しかし、2024年10月1日付けでシャネルコスメ(化粧品)が株主優待割引から除外品として指定されました。
これにより、シャネルブランドは全商品で株主優待が使えなくなりました。
なぜ?シャネルコスメ(化粧品)が株主優待から除外なのか?
前提として、百貨店の株主優待制度の内容は「事前告知なく変更される可能性がある」とされています。
要するに、現在割引対象のブランドや商品でも「いつ」「どの時期に」割引除外へ変更されるかわからない ということです。
今回は直前にシャネルコスメ(化粧品)が株主優待割引から除外品へ変更になると告知がありました。
それなりの直前でしたので、気づかなかった方もいるでしょう。
しかし、なぜ「除外」へ変更されたのでしょう。
株主優待の二次流通を嫌う
私の推測になりますが、株主優待はフリマアプリなどで売られているため、株主以外でも手に入れることが可能です。
そして、シャネルコスメ(化粧品)は人気がゆえに、限定商品のリセールが良いです。
限定商品が完売するスピードはとても早く、フリマアプリには転売を目的としている出品が多くみられます。
これらの転売ヤーが、シャネルコスメ(化粧品)を10%割引で購入した場合は、利益が取りやすくなるため、ブランドとして検討をしたのだと思います。
シャネルコスメ(化粧品)が割引除外へ変更された百貨店
百貨店 | 株主優待 |
三越伊勢丹 | 2024月10月1日より割引除外へ変更 |
大丸松坂屋 | 2024月10月1日より割引除外へ変更 |
高島屋 | 2024月10月1日より割引除外へ変更 |
阪急阪神 | 2024月10月1日より割引除外へ変更 |
松屋 | 2024月10月1日より割引除外へ変更 |
他にも、株主優待制度のある百貨店は「シャネルコスメ(化粧品)」が優待除外へ変更されていると思います。
外商カードはシャネルコスメ(化粧品)の割引が可能
一方で、購入者の身元がはっきりしている「外商カード」で購入する場合は、優待が変わっていないとの情報もあります。
高島屋の外商カードと、大丸松坂屋の外商カードでは、変わらず「シャネルコスメ(化粧品)」を割引で購入できているようです。
2024年11月に大丸松坂屋の外商カード(大丸松坂屋お得意様ゴールドカード)の優待アップ期間中に「シャネルコスメ(化粧品)」を11%割引で購入できたとの声もあります。
株主優待で割引除外のブランドでもフレグランスは対象
現在、人気ハイブランドでは株主優待が除外されているブランドであっても、フレグランスだけは割引対象というブランドがあります。
今後考えられることとして、株主優待対象のブレグランスでも「割引除外へ変更」される可能性もあるかもしれません。
限定化粧品のみ対象外へ変更される可能性ある?
私が見ているところ、クリスマスなどの限定化粧品はリセールがよいブランドがちらほらあります。
人気ブランドの限定化粧品の完売するスピードとても早いです。
自分で使うならもちろん文句はありません。しかし、一部の悪質な方が自分用で購入していない可能性があります。
そして、株主でもない方が、株主優待をフリマアプリなどで入手して利益を最大化している可能性があります。特に限定商品は利益が出しやいと思います。
店頭で株主優待の本人確認はされたことがない
百貨店の株主優待は「株主本人」または「株主の家族」のみ利用可能です。
しかしながら、百貨店の店頭で「本人確認」されたことがありません。本人確認、身元確認されたという話も聞いたことがありません。
もちろん、化粧品に店頭スタッフが身元確認できるはずがありません。だって、株主優待の身元がわかるのは、百貨店のとある部署ですから。
もし、株主優待を拾って百貨店の売り場スタッフに渡したところで、売り場スタッフは百貨店の本部へ届けて、百貨店の本部が株主優待の身元を確認するまでには時間がかかります。
このような流れですから、支払い時に身元確認なんてできっこないんです。
なので、どこかで入手してきた株主優待を利用して10%割引で購入するのは簡単なことです。
シャネルとしては、誰でも利用できてしまう株主優待で10%割引してしまうのはプライドして許せないのかもしれません。
百貨店クレジットカードなら購入者の身元がわかる
しかし、百貨店の顧客なら歓迎しているのだと思います。
外商カードや百貨店クレジットカードの優待でしたら、身元がわかる方が購入に利用するから悪どいことはしないと考えているのだと思います。
百貨店のクレジットカードは、基本的にポイント還元タイプが多いですし、割引タイプの百貨店カードだとしても見ず知らずの人へカードを渡すこともないでしょう。
これこそ、「シャネルコスメ(化粧品)」が株主優待のみを除外した利用なのではないでしょうか。
あくまで、すべて私の憶測で勝手に書いているので批判だけはおやめください。
株主優待割引は魅力
やはり百貨店の株主優待割引は魅力です。
百貨店カードもポイント高還元で魅力ですが「レジにて割引」には敵いません。
今回の「シャネルコスメ(化粧品)」が除外へ変更されてしまったことは残念だと思いますが、株主優待で買えるブランドコスメは他にもありますので、これを気に検討しても良いかもしれません。
そして、大丸松坂屋の外商カード(大丸松坂屋お得意様ゴールドカード)は、最大11%割引になりますからおすすめです。
百貨店は、株主優待よりも外商カード(外商顧客)のほうが有利です。
ブランドコスメを使っている方は、年間の購入額もそこそこいくと思いますので、外商カードを検討を視野に入れてもよいかもしれないです。
株主優待の割引率
百貨店 | 株主優待 |
三越伊勢丹 | 10%割引 |
大丸松坂屋 | 10%割引 |
高島屋 | 10%割引 |
阪急阪神 | 10%割引 |
松屋 | 10%割引 |
株主優待の除外ブランド
百貨店 | 株主優待 除外 |
三越伊勢丹 | ルイ・ヴィトン ブルガリ(フレグランスを除く) カルティエ ヴァン クリーフ&アーペル ディオール ジュエリー(一品税抜150万円未満) ティファニー(フレグランスを除く) フォクシー アディアム エルメス サンルイ シャネル ロレックス 俄(ブライダル商品) パテック フィリップ ライカ チューダー ベルルッティ リシャール・ミル リヴェラーノ&リヴェラーノ ハリー・ウィンストン |
大丸松坂屋 | 除外ブランドはほぼ同じ |
高島屋 | 除外ブランドはほぼ同じ |
阪急阪神 | 除外ブランドはほぼ同じ |
松屋 | 除外ブランドはほぼ同じ |
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